小児喘息におすすめネブライザー(吸入器)をご紹介!いま使っている2台はコレ

  • 2021年6月3日
  • 2024年3月27日
  • LIFE

息子は、赤ちゃんの頃から小児喘息に悩まされてきました。

喘息治療には欠かせない、ネブライザー(吸入器)が、家庭にもあったら便利で安心ですよね。

 
こんぶ
発作が起きたら、ひどくならないうちに吸入したいよね…

 
うめ
おうちに吸入器があったら、安心だよね!

わが家では2台のネブライザーを愛用しています。

ネブライザーには、代表的なものとして、ジェット式、メッシュ式、超音波式のタイプがあります。

そのなかで、実際に使っている「ボヤージ ジェット式吸入器」と「オムロン ネブライザー 携帯タイプ メッシュ式」についてご紹介するので、これからご家庭用のネブライザーの購入を考えている方の参考になれば幸いです。

発作が出たらすぐに吸入させたい

うちの息子は、赤ちゃんの頃から小児喘息に悩まされてきました。

1~2歳の頃は、ひどいときはひと月に2回喘息発作で入院することもあったほどです。

あまりに発作の頻度が高いので、自宅でいつでも吸入できるようにと、ネブライザー(吸入器)を購入しました。

自宅に家庭用のネブライザーがなかったころは、発作が出たら病院に行くしかありませんでした。

もちろん、日常的に予防薬は飲ませていましたが、鼻水や咳が出始めたらしょっちゅう息子の背中に耳を当てて、ゼーゼー音がするか確認し、ヒューヒューを喘鳴がきこえたら即病院でした。

それが夜間だったら、もう朝まで心配でほとんど寝られません。。。

そして、病院に連れて行けば、ほぼ間違いなく気管支拡張剤をネブライザーで吸入させてもらえるわけですが、ネブライザーが自宅にあれば、病院に急ぐ前にひとまず吸入させて落ち着かせることができるのです。

まぁ、それでおさまらないほどひどければ、病院に行き、そのまま入院、となるのですが。

とにかく、もうわが家にネブライザーは無くてはならないものです。

ネブライザーについて

ネブライザーとは、喘息の治療などに使われる医療機器のことです。吸入器とも呼ばれます。

ネブライザーで細かい霧状にした薬剤を、呼吸しながら吸い込んで気管や肺、鼻の奥へ送り込むことができるので、子どもでも負担を感じることなく使うことができます。

ネブライザーにはいくつか種類があるので、一般的なものをご説明します。

ジェット式ネブライザー

ジェット式ネブライザーは、コンプレッサー式とも呼ばれます。

空気圧を利用して薬液を霧状にするタイプです。

メリット

  • ほとんどの吸入薬を使用できる
  • パーツのお手入れなど、比較的メンテナンスが簡単
  • 比較的壊れにくい
  • 医療機関内での多く使用されている

デメリット

  • コンプレッサーを使用しているため、他のタイプに比べて動作音が大きいので、人の多い場所での使用や、夜間の使用などに配慮が必要

メッシュ式ネブライザー

メッシュ式ネブライザーは、振動などによって薬液をメッシュの穴から押し出して、霧を発生させるタイプです。

メリット

  • 本体を傾けたまま使用できるので、横になったままでも吸入できる
  • 軽量でコンパクトなので、持ち運びも簡単
  • 動作音が静かなので、外出先や夜間でも気兼ねなく使用できる

デメリット

  • ジェット式ネブライザーと比較すると使用できる薬液が制限されてしまう(あらかじめ医師に相談しすることをおすすめします)
  • 繊細なパーツがあるので、慎重にお手入れする必要がある

超音波式ネブライザー

超音波式ネブライザーは、超音波振動によって、薬液を霧状にするタイプです。

メリット

  • 大型でパワーが強く、長時間の噴霧に適している

デメリット

  • 他のタイプと比較してメンテナンスに少し手間がかかる
  • 使用できる薬液が制限されてしまう(あらかじめ医師に相談しすることをおすすめします)

息子が使っているおすすめの2タイプ

息子のために初めに購入したのは、ジェット式ネブライザーです。

かかりつけの病院でおすすめのネブライザーのパンフレットをもらい、すぐに注文しました。

ボヤージ ジェット式吸入器

こちらのネブライザーです。

見るからに頑丈なジェット式のネブライサー

ジェット式は操作音が大きいですが、入院中に病院で毎日使っていたものなので、音も操作方法も慣れていて問題ありませんでした。

とはいえ、音は大きいです。音の種類は違いますが、掃除機並み…かな?

夜中に使うのは躊躇してしまうレベルの音です。

取り扱いは単純で簡単。

パーツは外して水洗いできるので、使用後は本体からパーツを外してバシャバシャ水洗いしています。

総合的に、使いやすいネブライザーだと思っています。

持ち歩きには不向き

音は我慢できたとして。

わが家にとっての大きなデメリットのひとつ。AC電源のないところで使えないこと。

わが家は大のアウトドア好きで、子どもたちが小さかったころは、年がら年中キャンプに出掛けていました。

キャンプこそ、空気のきれいなところへ行くわけですから、喘息の息子にも悪いわけない!

ということで、2台目、持ち運びに便利で電池でも使えるネブライザーを購入することに。

オムロン ネブライザー 薬剤用 携帯タイプ メッシュ式

購入したのはこちら。

寝たまま使える!

使ってみると・・・

なにこれ、音がしない!!

子どもが横になったままの状態で吸入できる!!

なんなら、眠っている状態で吸入させることができる!!

外出、夜間用に買った2台目ですが、今となってはほぼこちらのメッシュタイプを使っています。

ちょっとうるさいけど見るからに頑丈な、ジェット式のネブライサーあってこそですが(笑)

お手入れは慎重に!

本体から外したパーツは、水洗い可能です。

薬液を使った後は、水を入れて少し噴霧してから、パーツを外して洗います。

メッシュ式には、薬液を霧状にするメッシュの部分があるのですが、ここはとりあつかいに注意が必要です。

とても繊細で、水道水を勢いよく当ててしまうだけで、メッシュがはがれてしまうことも。

ためた水の中でゆらして洗うのがおすすめ。

2台あって安心のネブライザー

息子の喘息は、ちょっと咳が出始めたかなと思ってから入院するほどひどくなるまでがあっという間で、自宅にネブライザーは無くてはならないものです。

そのため、故障や停電などで使えなくなることは本当に怖いことなのです。

ネブライザーは決して安いものではないので、簡単に複数台購入することをおすすめするのではないのですが、もしうちの息子のように日常的にネブライザーが必要な状態であれば、タイプの違うものを2台持つことも、ひとつの選択肢かと思います。

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