ポラリス・ヴィンテージ・英文法ファイナルの使い方は?英文法勉強法をご紹介

  • 2022年8月31日
  • 2024年3月18日
  • 受験

大学受験のための英文法、何から始めたらよいのかわからないという人も、たくさんいると思います。この記事では、おすすめの参考書を使った効率的な勉強法をご紹介します。



ビンテージやネクステージで十分な基礎固めを!

まずは、基礎、基本事項を頭に入れましょう。

ここでおすすめの参考書は、「英文法・語法 ビンテージ」や「英文法・語法問題 ネクステージ」などです。

5月ごろまでに頭に入れられるといいでしょう。

この際、イディオムや会話文まではやらなくていい。

それは自分の志望大学に合わせて必要ならば秋冬に取り組もう。

ビンテージの活用法

1. まずは何も見ずに解いてみて、間違えたものにチェックをつけておく。

2. 2周目以降は間違ったものと1回目に合ってはいたけど不安なものに取り組む。

3. 5回以上間違えたものは付箋も付けて定期的にみるようにする。

4. 間違えやすい範囲を順位づけて、自分の苦手範囲を把握しておく。

また、これらの参考書は、ページの左側に問題、右側に解説という構成になっています。

解説のところには頻出の文法や派生した内容も多く書いてあるので、大切だと思ったことや知らないものには付箋をつけて、初めのうちはその内容を音読して覚えましょう。

この勉強法は、細かいところまで問われる私大向け対策にもなるので、私立志望で文法が出る大学を受験する人は、ぜひやっておくといいでしょう。

例えば、ビンテージには間違えやすい接続詞(the moment, the minute, the instant, immediately, instantlyなど)が右側のページに載っているところがあります。

そのページを毎日音読で「SV the moment SV , SV the minute SV……」と音読しておけば、入試の正誤問題で「instantly 名詞」となっているところに違和感を持ち、間違えを見抜けるはず。

これらの接続詞のように、セットで覚えた方がいいものはたくさんあり、「音読」がベストな勉強法なのです。

お昼の直後や寝起き後の勉強にも最適。

まとまった勉強時間が取れないときにやってみるのもいいですね。

4月ごろはまだ長文よりも単語、文法重視の勉強にすることをおすすめします!

焦って早くから難しい長文を解かなくても大丈夫。

時間がない人は、5月までは長文はやらなくていいと思ってOKですよ。

 ※シャドーイングのやり方はこの記事でもご紹介しています↓↓↓

 【英語編】英検準一級の合格点を公開!大学受験で英検利用がおすすめ



ポラリスでいよいよ長文に取り組もう

基礎系の文法書が終わり次第、長文に取り組みましょう。

早慶レベルまでの文法を完璧にしなければ長文に入れない、と思っていませんか?

実際、早慶の長文でもすべての文の構文が難しすぎることはないのです。

基礎が固まっていれば、あとは単語や背景知識を知っているかどうかで解けるか解けないかが決まってくるので、コアな文法事項は文法の問題でしか出ません。

入試の英語で一番大きい配点は長文なので、夏前には重点を文法から長文に移行しましょう。

しかし、これでまるっきり文法に触れないと忘れてしまうでしょう。

そこで長文と並行してやるのにおすすめしたい文法書が「ポラリス」。

これは日東駒専レベル、MARCHレベル、早慶レベルの3段階に分かれており、解説が簡潔でわかりやすいので負担が少ないでしょう。

自分のレベルの問題だけを解けるから、無駄がないのです。

すべてどこかの大学の過去問で作られています。

ただし注意しなければいけないポイントがあります。

自分は早慶を目指しているから、いきなりポラリス3から入ろうと思ったとします。

でも、本当に自分がその時点でそのレベルに到達しているのか、ちゃんと意識することが重要です。

過信しないこと。

基礎で穴があるのが一番怖いので、苦手な人は1や2から着実にやることを強くおすすめします!

ポラリスは、夏~9,10月を目安に取り組みましょう。

この時、並行して週一くらいのペースでいいので、基礎文法書(ビンテージなど)に自分で付箋をつけたところの音読を続けていくことをお忘れなく!

ポラリスについての詳しい記事は、コチラ↓↓↓

>>関正生の英文法ポラリス・英語長文プラチナルールを使って受験に勝つ!効率的な使い方をレビュー



ポラリス・ヴィンテージをやったら英文法学習の最終段階!赤本に取り組む前にやること

赤本を解く前の最終段階。

単元(分野)がわかっていれば解けるけれど、単元がわからなくなると着眼点がわからなくなってしまう人も多いと思います。

その対策としておすすめの本は「英文法ファイナル」です。

これは1単元を30分程度で解くもので、穴埋めから正誤問題、整序問題など、大学受験で頻出の形式が載っています。

この本の一番の利点は、すべての問題に単元が書かれていないこと。

だから、より本番に近い形の頭の使い方ができるのです。

これをやるだけで、文法書から赤本に移るときのギャップがだいぶ薄れるので、ぜひ取り組んでみてくださいね!



ポラリス・ヴィンテージのあとは?さぁ、赤本に突入だ!

赤本は、より素早く、丁寧に解く。

大学の学部ごとによって文法の配点やかけていい時間がかわってくるので、赤本では知識を入れるというより解く感覚を身に付けることを意識してください。

さらに、正誤問題、整序問題、会話文と多岐にわたる文法の形式の中でも、特に苦手なものはそれに特化した文法書に取り組みましょう。

それぞれ大学特有の頻出の引っ掛け問題や、その解き方があるので、十分に研究しておいてくださいね。

例えば正誤問題が苦手な人は、河合塾シリーズの「スーパー講義英文法・語法正誤問題」おすすめ。

問題数が多く、難易度が3段階あり、自分が正誤問題で引っ掛かりやすいパターンに気づことができます。



ポラリス・ヴィンテージを使いこなして!英文法は、とにかく基礎をしっかり固めよう

受験までの時間がなければないほど、焦って難易度の高いものに取り込むのは危険です。

とにかく、基礎に穴がないように、ポラリス・ヴィンテージを利用してしっかり学習してくださいね。

受験生、がんばれ!



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