受験英語で最も多くの配点を占めているのは長文です。
どんなに文法や単語が完璧でも長文でしっかり点数を稼げないと合格は厳しいです。
より多くの長文を解き、自分に合った読み方、解き方を見つけていくことが重要です。
そこでおすすめなのが、関正夫先生のポラリスシリーズです。
ポラリスってどんな参考書?
この参考書は赤(日東駒専レベル)、黄(GMARCHレベル)、青(早慶レベル)と3段階に分かれています。
むやみに長文を解くのではなく、自分に合ったレベルの長文を解くことが出来ます。
ここで重要なのが、自分が早稲田志望だからと言って長文に慣れていない状態でいきなり青を解かないこと。
焦らず、まずは赤色や黄色のポラリスを解いて少しずつレベルを上げていきましょう。
どんな構成?
この本の構成を説明します。
この本に載っている長文はすべて関先生が抜粋した過去問から出題されています。
全部で約12題あります。
目安時間も書かれているので解きやすいと思います。
一問ごとに丁寧な解説があります。
これはポラリスの特徴です。
また、解説の初めにその英文を読む意義が短く書かれていてなぜその話題の文章を読まなければいけないのか知ることが出来ます。
その際選択肢を見分けるために必要な文法も少し載っています。
一問ごとの解説の後はすべての文章の構文解説と和訳、重要語句が載っています。
こちらも丁寧ですが、SVOCが大雑把に載っているだけのこともあり、難しい文章や逆に簡単な文章だからこそ、なぜその語順になるのか納得しきれないこともありました。
これはどの参考書にも言えることですが。
こういう時は必ず近くの人に聞いて解決しましょう。
最後に音読用として全文再掲されています。
ポラリスは音源をダウンロードできるので一題解いて読みずらかった文章の構文を理解したり問題を理解したりした後は必ず音読するようにしましょう。
問題を解いて分からなかったところを解決し、音読するまでがワンセットです。
音源に合わせて音読することで実際に読まなければならないスピードで読むことになるので必然的に読むスピードが上がっていきます。
また、文章をみないで音源だけを聞いてシャドーイングするなどすればリスニング対策にもなります。
この過程を飛ばしてとにかく読みまくろうとするのは危険な考えです。
音読するのはやる気がないときの勉強としても最適ですよね。眠い時でも。
やる気がないときの勉強法ではほかの記事で紹介しているのでこちらもぜひ参照してみてください。(塾の生徒さんに好評です!)
注意点があります!
あくまでも個人的な感想ですが、このポラリスに載っている問題は目標とする大学よりも少し易しいのではと思います。
というのも、確かに発展レベル(青)には早稲田大学などの過去問が載っています。
しかし、その過去問はある年の一番簡単な大問の長文が出たような気がしました。
他の大問にポラリス以上のレベルの長文はいくつもありました。
ですから、ポラリスに書いてある中堅私大レベル、GMARCHレベル、早慶レベルというのは、そのレベルのポラリスを出来るようになっていれば赤本が解けるようになるという考えではなく、そのレベルを完璧にすれば赤本を取り組み始められるという考えを持ちましょう。
最低限のレベルだということです。
受験生頑張れ!!