英単語勉強法!ターゲットやシス単で基本を押さえよう

  • 2022年6月10日
  • 2022年10月1日
  • 受験

大学受験のために覚えなければならない英単語量は、一般的におよそ4,000語から6,000語といわれています。

この膨大な量の単語をいかに効率よく覚えていくかが、カギとなるでしょう。

この記事では、英検準一級、GMARCH(SMART)レベルの合格に必要な英単語力を身につける勉強法や、おすすめの単語帳などをご紹介します。



英単語ターゲット1900(以下、ターゲット)やシステム英単語(以下、シス単)を基本に進めよう

書店にはたくさんの単語帳が売っているので、どれにすればいいのか迷ってしまいますよね。

正直なところ、共通テストレベルまでの単語であれば、どの単語帳を選んでも大きな差はないでしょう。

しかし、GMARCH(SMART)以上の大学を目指すのであれば、英単語ターゲットやシステム英単語(シス単)を推します!

 

いざ、受験勉強開始!春~夏にやること

自分に合った単語帳を決めたら、さぁ、始めますよ!

はじめのうちは、英語の正しい発音を意識しながら声に出して覚えましょう。

勉強が進むにつれて、文法や長文に割く時間が増えてくるとと思いますが、一日のうち単語に割く時間を決めて、毎日必ず単語に触れるようにすることが大切です。

いくら高度な構文を知っていたとしても、単語を知らないと文章を理解することが難しいので、ひとつでも多く単語を覚えた方がいいですよね。

人それぞれに合った覚え方はあると思いますが、おすすめの覚え方のひとつをご紹介するので、参考にしてみてください。

1. 和訳を隠した状態で、1秒以内に訳を言える状態にする。

2. その際、自分ができなかった単語に付箋を貼り、1.を何度も繰り返す。

3. 覚えたと思ったら、確認テストをする。1.を5回繰り返し、5回とも連続で訳がスッと出てくるようになったら、付箋をはがす。

4. すべての単語をある程度網羅したら、3週間に1回くらいのペースで、1.のテストをすべての単語についておこなう。

5. 次にテストをするとき(約3週間後)までに、付箋を貼った単語を完璧に覚えられている状態にする。

6. 数日間にわたっての5回連続にする。

夏~秋終わりにやること

リンガメタリカまたは英検準一級の単語を、同様に1.の作業を繰り返して覚えましょう。

リンガメタリカは分野別の背景知識も載っていて、専門用語が覚えられる単語帳です。

難関大になればなるほど専門用語が増え、注がつかないことが多いので、知っているだけで文章を理解しやすくなります。

また、相乗効果で日本語の語彙力も上がるため、現代文の勉強にもつながるのです。

たとえば、新帝国主義を批判する長文が出たとしましょう。

その「新帝国主義」という言葉とそれに関する背景知識を知っているだけで、ある程度文章を飛ばし読みしても内容を理解することができるのです。

ただし、リンガメタリカは作られた年が少し古いので、インターネットに関する背景知識は少し古いものになっています。

ただし、このリンガメタリカは、専門性の高い単語が多いことから、これに載っている英単語を試験に出す大学は、かなり少ないでしょう。

でも、頑張ったことは決して無駄にはならないのです!

大学に行ってから、大学の英語の授業で、リンガメタリカで覚えた英単語をいくつも目にすることになるのです。

受験期には、リンガメタリカの単語まで覚えている時間はおそらくなくなるでしょう。

時間の許す範囲で、とりかかってみてください。

リンガメタリカの詳しい紹介をしている記事もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね↓↓↓

 【英語編】Z-KAI話題別英単語リンガメタリカの勉強法・特徴・難易度をレビュー

英検準一級の単語帳にはリンガメタリカほどの専門用語は載っていません。

しかし、難しいレベルの動詞・名詞・形容詞に加えて最後に難熟語が掲載されているため、こちらもかなりの単語力を身に着けることができます。

そこで大切なのが、これらの単語帳を使う際、ターゲットやシステム英単語で覚えた単語を忘れないように、定期的に前に覚えた単語帳も見直すことです。

いよいよ受験期に突入!冬~直前期にやること

いよいよ、受験本番に向けての総仕上げの時期です。

12月に入ったら、志望校の赤本の単語をできるだけ覚えましょう。

これは非常に大切でありながら、実は意外とやっている人が少ない勉強法。

大学にもよりますが、とくに早稲田大学では違う学部で数年前に出た単語や熟語が長文に出ることがあります。

また同じ学部の試験でも、数年前の長文で出た難熟語が、今度は類義語を選ばせる問題に出たりすることも実際にあるのです。

この時期まで、自分に合った単語帳を使って勉強を続けてコツコツ積み上げてきた英単語。

赤本の単語すべてが、その単語帳に載っているわけではありません。

そこでおすすめしたいのが、手作りのMY単語帳です!

赤本や模試で出てきた覚えたい単語を、とにかく書き集めたA4サイズの単語一覧です。

これを手のひらサイズに折りたたんで、毎日どこに行くにも持ち歩くのです。

いよいよ切羽詰まってくる時期…、ひとつでも多く、単語を覚えたいところですよね。

最終的に、裏表びっしりの紙が3枚になりました。

電車を待つ時間、信号待ちの間、お風呂上りにドライヤーをかけながらなど、ありとあらゆる隙間時間を利用して、単語を覚えましょう。

折りたたんで持ち歩いて、ボロボロになっててはテープで補修し、どうにもならなくなったらコピーして。

しまいには、お守りのようになっていました。

このMY単語帳から、実際の試験でいくつも出てきたので、ホントにおすすめの覚え方です!



結局、コレが大事!

英単語はどれだけ覚えても不安がつきまといますよね。

何千もの英単語を覚えても、そこから受験にでてくるのはごくごく一部です。

それでも、覚えただけ、英文を読めるようになることは間違いないので、隙間時間を見つけて語彙力を高めていきましょう。

 

 



最新情報をチェックしよう!