受験勉強は長期戦。
どんなに受かりたい気持ちが大きくても、体調が悪かったりやる気がなかったりするときもあります。
頑張らなくちゃいけないのに頑張れないって、本当に辛いですよね。
そんなとき、どのように勉強に対するモチベーションを上げていけばよいのでしょうか。
この記事では、私の実体験をまじえて、やる気がないときの対処法をご紹介します。
勉強に集中できない、やる気が出ない…
勉強に対する意欲がある人ほど、勉強ができないこと、できなかったことに対する罪悪感は大きくなってしまいますよね。
しかし、だからといって、自分を責めてはいけません。
ほとんどの受験生が、同じように悩んでいます。
私も、志望校に対する思いが強くなればなるほどやる気がなくできなかったことや、体調が悪くて思うように勉強できなかったことに対する罪悪感は非常に大きかったです。
受験のストレスが原因なのか運動不足が原因なのかわかりませんでしたが、とにかくずっとだるい、頭がさえないという日が秋になるにつれて日に日に増えていきました。
疲れもたまり、やる気が出ない日もたくさん…
そこで私は、やる気があって体調もいい日の勉強法(プランA!)と、やる気がどうしても起きなくて、なぜかだるくて頭がさえない日の勉強法(プランB!)を、あらかじめ決めていました。
やる気がない日、当日になって計画通りに進まないことを悔やむのではなく、今日はプランB!とすぐ切り替えることができるのです。
やる気がない日の勉強法プランBを用意しておこう!
さあ、やる気がない日の勉強法プランBを考えてみましょう。
まず計画の作り方がポイントになってきます。
私は塾講師をしていますが、受験生の多くは勉強計画を理想的に作りすぎているように感じます。
理想的に作り、その通りに実践することができれば最高でしょう。
達成感もありますし、結果もついてくるでしょう。
しかし、受験のような長期戦では毎日自分が納得する勉強をし続けることは、非常に難しいことです。
そこで、勉強ができないときの逃げ道を作っておきましょう。
それを当日に作ると、当初の計画と違う勉強法や勉強量となり、罪悪感が生まれてしまいますが、あらかじめ作っておくことで勉強をあまりしない日も「計画」になるのです。
そうなる日が来ることを想定しておいて、逃げ道としての勉強法をあらかじめ決めておく。
例えばどんな?
やる気がないだけで勉強はしないと焦る、体調はいいんだけどなぁ、という日のおすすめプランは、次の通りです。
・英語の長文などの重いものはやらない
・古文常識を眺める
・散歩しに外に出て単語をぶつぶつ言いながら散歩する
・英語長文を音読する
私が使っていた古文単語(古文単語330←おすすめ!)には、古文単語だけでなく、巻末に古文常識や和歌の知識、文学史が掲載されています。
やる気があるときにこのページを勉強しようとすると、今他にやるべきことがあるのではないかとか、もっと自分の苦手分野を詰めなきゃと思って、なかなかやる時間がありませんでした。
しかし、内容は面白そうだなと思っていました。
それを、やる気がなくて頭を使いたくない日に読んでいました。
そうすれば、いつもほど密度は濃くないけれどちゃんと受験に関係のあることをしている!と思って罪悪感をあまり感じないようになりました。
しかも!そういうやる気のない日にちまちま見ていた古文常識が、学習院大学や法政大学、早稲田大学の入試問題に出たのです!
今考えるとあのやる気のない日も必要だったのだと思います。
その問題のおかげでライバルに差をつけることができました。
たかが一問と思うかもしれませんが、受験はその一問で合否が分かれるのです。
今更言われなくてもって感じかもだけど…
このように、すごく軽いけどちゃんと勉強に繋がってためになるものをあらかじめ見つけておく。
これがとても大切です。
マジで勉強に関わりたくない日のプランC!
次。やる気が本当になくてマジで勉強に関わりたくない日のプランC。(こういう日もありますよね。たくさん。)
こういう日は志望校のキャンパスに行くのもひとつの手です。
夢が具体的になるし、本番の予行練習にもなります。
それこそ行きたい場所の下見をしているのだから、この行為も遊びではなくれっきとした受験勉強の一環です。
やる気がないときに何をするか決めようとしてもなかなか取り組めないから、あらかじめ決めるの大事です!
あらかじめ「休息日」を作っておくこともおすすめ!
あとは、休憩日をもともと予定として作っておくこともおすすめです。
受験本番が近づくにつれて休憩日を計画に入れるって結構勇気が必要ですよね。
しかし、これはとても大事な戦略です。
私は月に一度だけ絶対に勉強しない日を作っていました。
こうすることで、少しやる気がない日でもあと●●日したら勉強しないから今日は頑張れる!という気持ちになっていました。
そしてポイントなのが、その休憩日は中途半端に休憩するのではなく、「絶対に勉強してはいけない日」にするのです。
してはいけない、と言われると人間はその行為をしたくなるとよく聞きますが、実際そうでした。
絶対勉強しちゃいけないと心に決めると、夕方あたりから周りの受験生が勉強しているのをみて(スタプラというアプリで)すごく勉強したくなったのです。
だから、休憩日はあっても結局完全に勉強時間がゼロになることはありませんでした。
これらの方法、皆さんも試してみてください。
では残りの受験生活,頑張って!