わが子が大学受験を終え、まさかの仮面浪人生活が始まりました。第一志望の大学に不合格となった日から仮面浪人を決意するにいたるまでの気持ちをまとめました。
娘の大学受験が終わりました
コロナとともに始まった受験生生活。休校期間があけた6月くらいに、娘は第一志望を早稲田大学に決めました。
娘は塾や予備校へは通わず、スタディサプリと自学メインで頑張りました。学校の友達は、ほとんどが予備校などに通っていたようですが、娘は「通う時間がもったいないから」「自分の受験に特化した授業を受けられるわけじゃないから」という理由で、独学を選択したのです。
たくさん悩みながらも、あこがれの早稲田の社学（社会科学部）目指して必死で勉強し、娘はぐんぐん力を付けていきました。
そして迎えた受験本番。
早稲田に関しては、国・数・英で受けられる「法学部」「人間科学部」「商学部」「社会科学部」を受験しました。その中で一番手ごたえがあったのは、商学部。自己採点でも期待の持てる点数だったのですが…
結果は、4学部とも不合格でした。
厳しいですね。。。併願校が受かっていたのが救いです。娘は、「浪人はムリ！」と言っていたので、とにかく大学生になれるのですから、本当にありがたいことです。
なのに！！
そこからわたしたち親子の葛藤の日々が始まったのです・・・
「どーーーーしても早稲田にいきたい！」
「来年、リベンジしたい！」
娘の意志は固いようです。。。
あれだけ頑張ってきて、あと少しのところまで到達した。
あと1問？2問？合っていたら、合格していたかもしれない。決して無謀な挑戦ではなかったのだ。
ならば、たくさんのことを我慢して闘ってきた娘を見てきた親として、応援してやりたい。
チャレンジしなかったら、一生後悔するかもしれない。
わたしたちは、もう一年、娘を受験生として見守る決心をしました。
どうしても行きたい大学に合格しなかったとき、そこで考えられる進路は、ほとんどの場合「合格した併願校へ入学」「進学せず浪人」の二択でしょう。たいてい、そうでしょう。
でも、リベンジしたければ、浪人することになるわけで。
ところが、もうひとつ、選択肢が出てきちゃった。
大学入学 ＋ 受験勉強 ＝ 仮面浪人（大学生という仮面をかぶった浪人生）
ということで、「純浪（純粋に浪人）」か「仮面」かの選択を迫られることに。
ここまで経緯をだいぶ端折って書きましたが、三月いっぱい、とにかく悩みました。悩んで悩んで、考えて考えて。でも、親子でいくら考えたって、堂々巡りするばかり。どちらを選んでも、試練の一年になるのですから。
もう、家庭内で悩んでいても前に進めないので、どこかに相談しようということになりました。
そこで、娘がちょっと気になっていた、授業をしないことをウリにしている塾を調べてみることに。ネットでサイトをみて、娘のニーズに合っている印象を受け、その場で面談の予約を入れました。１時間もしないうちに返信をいただき、翌日には塾の面談室にいるという(笑)
塾長である先生は、とてもよく話を聞いてくださいました。そのうえで、純浪と仮面のそれぞれのメリット・デメリットについての説明、その結果、娘にはどちらがベターなのか、アドバイスをいただきました。あくまでも、娘の場合ということであり、受験生それぞれ環境も条件も異なるので、どなたにも当てはまることではありませんが。
娘の決意
結論からいうと、娘は仮面浪人を選択しました。
そうと決まったら、ここからが大変です。とにかく一年間身を置く環境を整えることを最優先に考えなくてはなりません。親にできることは･･･、細かく書くと深刻な内容になってしまいそうなので省略しますが、とどのつまりは、お金と生活環境を整えてあげることかな、と腹をくくったところです。
～ 4月からの娘の生活 ～
純浪はせず、合格をいただいた大学に籍を置かせていただくことになりました。それと同時に、大学の最寄り駅近くの塾（相談に行ったところ）に入ることにしました。
現役時代、あれほど塾へは行かないと言っていた娘ですが、もう一年受験勉強するとなったら、本番までの勉強のペース配分や方向性についてサポートしてくれる存在が欲しいと思ったようです。ペースをつかみ安定するまでの数か月、塾を頼ることにしたのです。
まずは、娘が2021年3月に大学受験を終え、4月から大学生となり、一年後の春、早稲田大学に合格することを目標に受験勉強を継続することが決まった、というご報告でした。
娘が仮面浪人をすることに決めたポイントや、メリット・デメリット、考えなければならないことなど、以下の記事にまとめていますので、お読みいただけると嬉しいです。
